腸活が自律神経のバランスを整える!
病気を寄せつけない体とは血液がキレイで、流れも良い体ともいえます。
実は、腸は血液の質が作られる大切な臓器なのです。
腸が健全であれば、血液は栄養や酸素をくまなく全身に運び続けます。
しかし、いったん血液が汚れて流れにくくなると、全身の細胞から酸素や栄養が減っていき、体の免疫力が低下します。
汚れた血液が引き起こす病気には、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病があります。
「腸活」で腸を整えれば、人生を健康に過ごすことができ、あなたの人生は変わるかもしれません。
腸の動きをコントロールしているのは、自律神経です。腸は自律神経と密接な関係があるのです。
自律神経には、人が活動的になる時に働く交感神経と、リラックスした時に働く副交感神経があります。
この交感神経と副交感神経の働きがバランスよく働いて、自律神経の調和が保たれていれば、体調は最も良い状態になります。
しかし、刺激やストレスが多い現代人の生活は交感神経が優位になりがちで、2つの神経の調和が乱れると、自律神経の支配下にある腸の動きも乱れ、便秘などのトラブルが起きやすくなります。
したがって、現代人の多くは積極的に副交感神経の働きを上げる必要があるのです。
自律神経はストレスだけでなく、年齢を重ねるに従ってバランスが崩れてきます。その度合いは、男性は30歳前後、女性だと40歳前後でガクンと低下します。
それを緩やかな放物線にするためには、食物繊維の摂取量を増やすことなのです。
2020年度版の日本人の食事摂取基準(厚生労働省)では、1日に必要な食物繊維の摂取目安量として、およそ男性の目標量が21g以上、女性が18g以上と設定されています。
しかし、2017年の国民健康・栄養調査では、男女を合わせた平均摂取量は14.4gで摂取目安量に足りていません。
食物繊維の摂取目安量をレタスに換算すると約8個分(1玉約2.5g)になります。
野菜だけでそれだけの量を摂るのは無理があるので、一日の目標量を補うために、次の5点を実践しましょう。
@毎食(穀物)を食べる
A毎食野菜料理を食べる
B加熱料理にして野菜を多くとる工夫をする
C一日1回は海藻やきのこ、芋、くだもの、豆を食べる
Dおやつにナッツ類を食べる